1.おばあちゃん

作词:山上はるお
作曲:大泉逸郎

いつでも手まめな おばあちゃん
后ろ姿は 雨风(あめかぜ)に
耐えた气强さ そのまゝに
しきたり教えて 我が家(や)を守る
おばあちゃん おばあちゃん
元气でいてね いつまでも

(セリフ)
おばあちゃん!
元气でいてくれてよかったね
今迄一生悬命顽张ってくれたから
俺达安心して暮らせるんだよね
おばあちゃん!
これからもずーっとたのむな…

しっかりおやりと おばあちゃん
谕(さと)す言叶に 颔(うなず)けば
あとは优(やさ)しく 瞳(め)がうるむ
丈夫で长生き 我が家の柱
おばあちゃん おばあちゃん
元气でいてね かわらずに

会うたび愉(たの)しい おばあちゃん
昔恋しと 手镜で
发を梳(す)く手に 春匈(にお)う
笑颜がほころぶ 我が家の灯(あか)り
おばあちゃん おばあちゃん
元气でいてね いつまでも


2.孙

作词:荒木良治
作曲:大泉逸郎

なんでこんなに 可爱いのかよ
孙という名の 宝もの
じいちゃんあんたに そっくりだよと
人に言われりゃ 嬉しくなって
下がる目じりが 下がる目じりが えびす颜

もみじみたいな 小さな手でも
いまにつかむよ 幸せを
仕事いちずで 果たせなかった
亲の役割 代わりの孙に
今は返して 今は返して いるところ

つよく育てよ おお空泳ぐ
五月节句の 鲤のよに
亲の背よりも 大きくなって
一人立ちする 二十才が来たら
祝い言叶を 祝い言叶を かけてやろ


3.雪の最上川

作词:井山计一
作曲:大泉逸郎

ヨーエサノマカショ
エンヤコラマーカセ

雪にうもれて 岸辺の舟が
心もとなく 摇れている
あなたとふたりの 最上川
颊にさらさら 舞い散る雪は
红も哀しい あゝ雪化妆

墨绘ぼかしの 白糸の泷
细くせつなく 舞い落ちる
ふたりで旅する この船で
白くつらなる 雪山见つめ
指をからめる あゝ雪见船

出羽路くだりの 义经主从
结ぶえにしの 仙人堂
こよなくはかない 旅枕
波にただよう 笹舟流し
恋のみちのく あゝ最上川


4.嫁入り卡

作词:荒木良治
作曲:大泉逸郎

马にゆられて 卡を越える
可爱嫁ごの 角かくし
亲の思いを いっぱい诘めた
たんす长持ち かつぐ人
おくり出す日の お立ち酒

となり村まで 三里の道を
あゆむ道中 かごや呗
里のことなど 心配せずに
爱し爱され むつまじい
花の夫妇(めおと)で しあわせに

お前お立ちか お名残惜しい…

道のほとりの お地藏さんに
どんな愿いを かけるやら
今日のこの道 幼子つれて
母という名で 里がえり
その日梦みる 亲ふたり


5.酒田港

作词:木下龙太郎
作曲:大泉逸郎

白帆が赖り 北前船は
止まるも行くも 风まかせ
お前が见送るョー 酒田港(さかたみなと)
红花(べにばな)积んで 浪花を目指す
行く手は远い 西回り

水垢离(みずごり)取って お前が缝った
何より强い 守り札
离れていようとョー 二人连れ
岚が来ても この船だけは
いつでも风が 避(よ)けて吹く

船足速い 北前船の
土产は京の 流行口红(はやりべに)
心が急(せ)かれるョー 酒田港
鸟海山(ちょうかいざん)の雪形までが
お前に见える 日本海


6.なごり船

作词:木下龙太郎
作曲:大泉逸郎

お前が泣くから 呑むほど苦い
今夜の酒は 泪割り
元の笑颜に 戻っておくれ
これきり逢えない 二人じゃないさ
しばし别れの なごり船

お前が泣くから うるんで见える
港に浮かぶ 波止场月
男ごころを 信じておくれ
夜每の梦路で 通ってくるさ
同じ想いの なごり船

お前が泣くから 出船を告げる
雾笛がまたも 贳い泣き
无事を祈って 待ってておくれ
寄り道しないで 归ってくるさ
ここがふるさと なごり船


7.里町冰雨

作词:木下龙太郎
作曲:大泉逸郎

どこか知らない 轩先で
きっとお前は 雨やどり
小糠(こぬか)雨でも 女には
濡れりゃ冷たい 里町冰雨
もしも居场所が 分かったら
差してやりたい こころ伞

人は失くして 气付くのか
爱と言う名の 宝物
马鹿な男の 伤迹に
沁みて泣かせる 里町冰雨
女ごころの 气配りが
见拔けなかった あの顷は

爱が残って いるのなら
元の一から やり直し
せめてお前の 住む街は
避けて降れ降れ 里町冰雨
たとえ片袖 濡れようと
差してやりたい ひとつ伞


8.いのち

作词:荒木良治
作曲:大泉逸郎

何かをなすため 生まれてきたのなら
それをしとげて 行くのが俺の道
长い人生 乐しい事も
苦しい事も あるけれど
神が与えた 严しい试练
耐えて待つのさ 明日のいい知らせ

月日を重ねて 育ってきた木でも
もとはか细い 小さな苗だった
雪にたおれず 岚に负けず
毅然とそこに 立っている
俺の命は みんなの命
休むことない 鼓动を刻んでる

孙子につないで ゆくのが绊なら
俺のこの背に 期待がかかってる
思いがけない 挫折もあるし
希望に燃える 梦もある
枯れることない 杂草のよに
强く生きるさ 爱する人のため


9.ふるさと河北

作词:荒木良治
作曲:大泉逸郎

わたしが生まれた ふるさとは
春のひな市 立つところ
藏を开いて お见せする
京のむかしの 雏かざり
あられ あま酒 桃の花
ふるさと恋しや 河北(かほく)まち

娘を育てる 亲のよに
爱し手挂けた さくらんぼ
笼にもがれて 町に出て
初夏の人气を ひとりじめ
あまく ほのかな 初恋(こい)の味
ふるさと恋しや 河北まち

红花摘み呗 闻いた日を
おもい出させる 红花资料馆(しりょうかん)
京で行く荷を 积み迂んだ
船で荣えた 最上川
きもの 红染め 色もよう
ふるさと恋しや 河北まち

稻田にこがねの 波うてば
どんが祭りの 秋が来る
こころ意气地を 染め拔いた
巴じるしの そろい着よ
手枪 胁差 振り奴
ふるさと恋しや 河北まち


10.嫁ぐ娘に

作词:荒木良治
作曲:大泉逸郎

今日のお前の 花嫁すがた
亲の目にさえ まぶしく见える
こんないい娘に 育ってくれて
お前ほんとに ありがとう
过ぎて来たあと ふと振りかえりゃ
梦のようだね 幼い顷が

后のことなど 心配せずに
尽くしなさいよ 嫁いだ先で
かわい嫁だと 言われるような
そんなお前で いてほしい
今朝の门出に 三つ指ついた
お前见ていて 泪が出たよ

赠る言叶は 少ないけれど
阴で幸せ 祈っているよ
めでためでたと 祈ってくれた
みなの期待を わすれずに
何か言ったら 泣けそうだから
无事をこころで ただ祈るだけ


11.马喰恋呗

作词:荒木良治
作曲:大泉逸郎

二两で买った马 十两で卖れて
缟の财布が 重くなる
惚れてみないか 马喰さんに
储け半分 分けてやろ

关东のぼりの 小坂の茶屋の
俺のなじみの 茶屋おんな
归りみやげに 买って来た栉を
差してあげよか その发に

手纲を引く手に また降りかかる
さんさ山家の なごり雨
こんど来るまで 达者でいろよ
马喰归りの 一夜妻


12.まだまだ人生

作词:荒木良治
作曲:大泉逸郎

男だったら 一つや二つ
人に负けない ものを持て
いつも亲父が 言ってたことば
いまも耳から 离れない
ここまでは 良く来たが
まだまだ人生 长い道

好きなおまえと 一绪になって
共にしてきた 泣き笑い
别れたいとは 思ったことも
无くて过ごした 夫妇仲
たそがれる 年じゃない
まだまだ人生 半ば道

变わる时世を 乘り切れなくて
道をはずれた 人もいた
よくぞ来たなと 自分をほめる
そんな生き方 したいもの
花が咲く 梦がある
まだまだ人生 はるか道


13.ふるさと屋台

作词:仁井谷俊也
作曲:大泉逸郎

ちから仕事で 一日昏(く)れて
立ち寄る屋台の 嬉しさよ
おでん烧鸟 辛口地酒
远い夜汽车の 汽笛を闻いて
命ぬくめる 酒をのむ

“いたずら盛りの倅(せがれ)も ずいぶん大きくなっただろうなぁ
会いたいなぁ”

昨日(きのう)届いた ふるさと便り
饮みすぎないでと 书いてある
女房(おんな)子供にゃ わかりはしない
酒は男の 长生き水と
五臓六腑が うれし泣き

山の雪解け はじまる顷に
おまえも故乡へ 归るのか
おなじ仲间だ 乐しくやろう
お国讹(なま)りで 注ぎあう酒が
明日のちからの 涌(わ)きどころ


14.道草人生

作词:仁井谷俊也
作曲:大泉逸郎

梦がどこかに 消えたのと
叹(なげ)きなさるな そこの人
道草人生 いいじゃないか
くやし泪が あるうちは
明日(あす)に向かって 步いてゆける

天が与えた この试练
运と不运は 纸一重
道草人生 いいじゃないか
惚れたおまえが いればこそ
耐えてゆけるさ 苦劳の道も

まわり舞台さ 人の世は
冬のあとには 春が来る
道草人生 いいじゃないか
人の出会いを 大切に
いつか咲かせる しあわせ樱


15.戻り梅雨

作词:木下龙太郎
作曲:大泉逸郎

忘れるつもりで 来たはずなのに
なんで选んだ 同じ宿
揃い浴衣が
一つ余った 乱れ笼(かご)
窗の外には 心のように
またも愚图(ぐず)つく 戻り梅雨

あなたと别れて 日が经つものを
思い切れない 意气地なし
憎い面影
见せて泣かせる 宿镜
呑めぬくせして 赖んだお酒
やはり手付かず 烂冷まし

二人の思い出 このまま残し
一人身轻で 発つつもり
みれん泪を
洗う汤舟は 挂け流し
长い雨でも 降るだけ降れば
いまに止むはず 戻り梅雨


16.これから音头

作词:荒木良治
作曲:大泉逸郎

すぎて来たあと ふり向くよりも
いまを乐しく 生きようよ
ながい人生 落ちこぼれずに
よくぞここまで 来れたもの
まだまだ じんせい これからだ
これから音头で 健やかに スコヤカに

游ぶことより 动くことに
いのち燃やして きた世代
あとはまかせた 子供や孙に
そして余生を のんびりと
まだまだ じんせい これからだ
これから音头で 健やかに スコヤカに

歌を呗えば 气も若やいで
みんな气持ちは 同い年
助けられたり 助けてみたり
话しあったり 和(なご)んだり
まだまだ じんせい これからだ
これから音头で 健やかに スコヤカに

みんな仲良く 手をとりあって
行こうことぶき 花の道
喜寿も米寿も 白寿も无事に
越えてみせるの こころ意气
まだまだ じんせい これからだ
これから音头で 健やかに スコヤカに